揚網機

揚網機

 船上での水揚げ作業に使用する揚網機です。巻上げ能力は1t~3tで揚網作業を省力化します。鉄製、アルミ製、オーダーメイド品を製作が可能です。

外観図

図面見本 

仕様

例)型式:GH218
仕様見本

I 油圧機器の主な計算式

  1. 油圧ポンプ

    • 1) ポンプの軸入力
      Ls=(P・Q/60η)・102
    • 2) ポンプの油動力
      Lp= P・Q/60=η・Ls・10-2
    • 3) ポンプの全効率
      η=ηv・ηt・10-2
    • 4) ポンプの容積効率
      ηv=(Q/Qth)・100≒(Q/Q0)・100
    • 5) 原動機の効率
      ηe= Ls/ Le
  2. 油圧モータ

    • 1) 油圧モータの理論押しのけ容積
      Dth=(2π・T)/(P・ηt)・102
    • 2) 油圧モータの出力動力
      Ls=2π・T・N/60000=η・(P・Q/60)・102
    • 3) 油圧モータの入力動力
      Lm=P・Q/60
    • 4) 油圧モータの容積効率
      ηv= (Dth・N/Q)・10-1
    • 5) 油圧モータのトルク効率
      ηt= (2π・T/P・Dth )・102
    • 6) 油圧モータの全効率
      η=ηv・ηt・102= (Ls/ Lm)・102=(2π・T・N/P・Q)・10-1
  3. シリンダ

    • 1) シリンダに必要な圧力
      P1=(1/ A1)・(F/ηc+P2・A2・102) ・10-2
    • 2) シリンダに必要な流量
      Q= A1・v・10-1+QL
    • 3) シリンダの推力
      加速力
      F1=m・α=m・v1/t
      静摩擦抵抗
      F2= μs・m・g
      動摩擦抵抗
      F3= μd・m・g

記号説明

Ls:ポンプの軸入力、原動機の出力動力、モータの出力動力(KW)
Lp:ポンプの油動力(KW)
Le:原動機の入力動力(KW)
Lm:モータの入力動力(KW)
P:ポンプの吐出圧力、モータの入出力口の圧力差(MPa)
P1:シリンダに必要な圧力(MPa)
P2:シリンダ流入側の圧力(MPa)
Q:吐出圧力Pの時の吐出量、モータへの流入油量、シリンダの必要流量(L/min)
Qth:理論吐出量(L/min)
Qo:吐出圧力P≒0の時の吐出量(L/min)
QL:シリンダの内部リーク(L/min)
T:軸トルク(N・m)
N:回転数(min-1)
η:ポンプの全効率、モータの全効率(%)
ηv:ポンプの容積効率、モータの容積効率(%)
ηt:ポンプのトルク効率、モータのトルク効率(%)
ηe:原動機の効率(%)
ηc:シリンダの推力効率(0.9~0.95)
Dth:モータの理論押しのけ容積(cm3/rev)
A1:シリンダ流入側受圧面積(cm2)
A2:シリンダ流出側受圧面積(cm2)
F:シリンダ推力(N)
F1:シリンダ加速力(N)
F2:静摩擦抵抗(N)
F3:動摩擦抵抗(N)
v:シリンダの速度(m/min)
v1:加速後の速度(m/s)
m:負荷の質量(KG)
α:加速度(m/s2)
t:加速時間(s)
μs:静摩擦係数
μd:動摩擦係数
g:重力の加速度(m/s2)

弊社工場にお持込頂ければ、オーバーホールや修理等も可能です。

お気軽にお問合せください。