シェルック油圧クレーン舶用向けに開発された油圧クレーンです。

シェルック

 シェルック油圧クレーンは弊社で設計、製造、販売を行っております。
シェルック300、シェルック500、シェルック500Aの3タイプがありホタテ養殖船、牡蠣養殖船及び小型定置船に採用されています。

 シェルック300は他社製と比べ、小型の為、小型船に多く採用されております。
ステンレスパーツ&耐蝕亜鉛メッキで耐久性も抜群です。

舶用向けに開発された油圧クレーンです。

波浪の影響で陸上では想定できない荷重に対応した強固な構造が特徴です。

さらに耐食性を高めるために本体は溶融亜鉛メッキを施し、シリンダーロッドに関してはステンレスロッド、もしくは2重ハードクロムメッキ処理しています。

300kg、500kgの巻き上げ能力、ブームの自動、半自動により3種類のタイプがあり、ホタテ養殖船、牡蠣養殖船及び小型定置船に数多く採用されています。

 


シェルック構造

 

当社の舶用製品

 

当社の舶用製品

シェルック仕様表

 

シェルック300 
シェルック300 
シェルック500
シェルック500
シェルック500A
シェルック500A

 

 

 

 

シェルック外観図

 

 

 

※各モデル別取付ベースは特製も対応いたします。

I 油圧機器の主な計算式

  1. 油圧ポンプ

    • 1) ポンプの軸入力
      Ls=(P・Q/60η)・102
    • 2) ポンプの油動力
      Lp= P・Q/60=η・Ls・10-2
    • 3) ポンプの全効率
      η=ηv・ηt・10-2
    • 4) ポンプの容積効率
      ηv=(Q/Qth)・100≒(Q/Q0)・100
    • 5) 原動機の効率
      ηe= Ls/ Le
  2. 油圧モータ

    • 1) 油圧モータの理論押しのけ容積
      Dth=(2π・T)/(P・ηt)・102
    • 2) 油圧モータの出力動力
      Ls=2π・T・N/60000=η・(P・Q/60)・102
    • 3) 油圧モータの入力動力
      Lm=P・Q/60
    • 4) 油圧モータの容積効率
      ηv= (Dth・N/Q)・10-1
    • 5) 油圧モータのトルク効率
      ηt= (2π・T/P・Dth )・102
    • 6) 油圧モータの全効率
      η=ηv・ηt・102= (Ls/ Lm)・102=(2π・T・N/P・Q)・10-1
  3. シリンダ

    • 1) シリンダに必要な圧力
      P1=(1/ A1)・(F/ηc+P2・A2・102) ・10-2
    • 2) シリンダに必要な流量
      Q= A1・v・10-1+QL
    • 3) シリンダの推力
      加速力
      F1=m・α=m・v1/t
      静摩擦抵抗
      F2= μs・m・g
      動摩擦抵抗
      F3= μd・m・g

記号説明

Ls:ポンプの軸入力、原動機の出力動力、モータの出力動力(KW)
Lp:ポンプの油動力(KW)
Le:原動機の入力動力(KW)
Lm:モータの入力動力(KW)
P:ポンプの吐出圧力、モータの入出力口の圧力差(MPa)
P1:シリンダに必要な圧力(MPa)
P2:シリンダ流入側の圧力(MPa)
Q:吐出圧力Pの時の吐出量、モータへの流入油量、シリンダの必要流量(L/min)
Qth:理論吐出量(L/min)
Qo:吐出圧力P≒0の時の吐出量(L/min)
QL:シリンダの内部リーク(L/min)
T:軸トルク(N・m)
N:回転数(min-1)
η:ポンプの全効率、モータの全効率(%)
ηv:ポンプの容積効率、モータの容積効率(%)
ηt:ポンプのトルク効率、モータのトルク効率(%)
ηe:原動機の効率(%)
ηc:シリンダの推力効率(0.9~0.95)
Dth:モータの理論押しのけ容積(cm3/rev)
A1:シリンダ流入側受圧面積(cm2)
A2:シリンダ流出側受圧面積(cm2)
F:シリンダ推力(N)
F1:シリンダ加速力(N)
F2:静摩擦抵抗(N)
F3:動摩擦抵抗(N)
v:シリンダの速度(m/min)
v1:加速後の速度(m/s)
m:負荷の質量(KG)
α:加速度(m/s2)
t:加速時間(s)
μs:静摩擦係数
μd:動摩擦係数
g:重力の加速度(m/s2)

弊社工場にお持込頂ければ、オーバーホールや修理等も可能です。

起伏シリンダーや、テレスコシリンダーの部品販売も行っております。

お気軽にお問合せください。